福岡県工業技術センターインテリア研究所、及び測定器を用いた自社試験を行っています。
組子ヘッドの特徴は布団を敷きっぱなしにしていても、布団が蒸れる事無くいつも乾いた環境で寝る事が出来ると言う事です。布団には様々なタイプや素材の物があり、よい眠りを提供しようと多くのメーカー様がいろいろな考え方で布団を開発されています。しかし、「使用されるお客様の使用環境で性能をうまく発揮出来ない」と言う布団メーカー様もあります。基本的に布団の性能は乾いた状態でその機能を発揮します。
グラフは、「布団を畳みに敷いた時」と「組子ベッドに敷いた時」の布団内部の湿度を計測した値で、グラフが示すように組子ベッドでは明らかに湿気が少ない値となります。
着目する点は、寝る前と数時間経った後の布団の湿気の差で、組子ベッドに布団を敷きっぱなしにすると次の夜寝る時の湿気が低い事が解ります。この事により、いつも乾いた布団環境で、布団の状態は劇的に変わります。
試験場所: 福岡県工業技術センター インテリア研究所
試験対象: 敷き布団+すのこ+組子 敷き布団+畳 各1セット
試験方法: 1.ふとんの上に水を含ませたタオル・電気毛布・掛け布団の順に置く
2.試験室の温度30℃・湿度80%
3.電気毛布通電8時間
4.30秒おきに、温湿度を測定
組子部材の厚さでカビを抑制するかをテストしました。
試験場所:福岡県工業技術センター インテリア研究所
試験目的 : 板厚でカビ抑制させる
試験方法:桐板の上に、カビ菌を染み込ませたタオルを置き、下記の状況でテストしました。
・桐の板
・カビ菌を含んだ濡れたタオル
・温度/36℃
・湿度/100%
・期間/2週間
この試験結果から、カビを抑制し、かつ強度を保てる限界厚は約3mmとなりました。
場所:株式会社 総桐箪笥和光
試験方法:「フローリング」「畳」「桐板」「組子」に絞ったタオルを部材に接地させた状態で放置
期間:梅雨時期に2週間程度
結果:1.「フローリング」・解りづらいですが、白カビのような物が発生
2.「畳」 ・黒カビが発生
3.「桐板」 ・黒カビが発生
4.「組子」 ・カビの発生無し
組子ベッドの「垂直荷重試験」の様子です。
検査結果では、数値の単位が[N]ニュートンという単位で、解りにくいので、[kg]で表示しています。
試験場所 : 福岡県工業技術センター インテリア研究所
試験対象 : 組子ベッドあんばい[シングル][セミダブル][ダブル]
試験方法 : ベッドの上にあて板を置きその上を垂直に荷重する
試験結果 : 使用上に支障のある破損、ゆるみ、変形などの異常は見られない。
シングル = 200kg
セミダブル = 300kg
ダブル = 400kg
組子 = 548kg
組子の厚みは約3mmと細いのですが、直径10cm面積あたり
なんと、約548Kg(5380ニュートン)の荷重まで耐えるという丈夫さでした。
試験場所:福岡県工業技術センター インテリア研究所
試験対象:桐部材3mmを19mm間隔で桐を組子状に編んだ物
試験方法:直径10cmの鋼鉄製円盤を上部から荷重を載荷する。
検査結果:約548Kg(5380ニュートン)の荷重まで耐える
体感的な違いを人体実験。実際に寝た時に違いが有ったので、その環境のままでセンサーを使って試したもので、畳では湿気によるムシムシする不快感が有ったが組子ベッドは湿気った感じが無く快適に睡眠できました。
これは、表にも有るように、寝た時の布団の中の湿度は、畳の場合急上昇し、組子ベッドは、ほぼ一定で、寝た時の不快感は、湿度によるものだったのです。
寝た時に発散した水分が、布団に吸収された後、組子ベッドの効果で布団の湿気を寝ている時も発散し続けているからなのです。組子ヘッドの最大の特徴は、布団を敷きっぱなしにしていても、布団が蒸れる事無くいつも乾いた環境で寝る事が出来ると言う事です。
実験場所: 株式会社総桐箪笥和光
実験方法:・普段使っている寝具で普段通り寝る
・温湿度センサーを敷き布団と腰当たりの隙間にセットして2日連続計測
[横軸が時間。縦軸が温度(ピンク)と湿度(水色)]
実験結果: 【畳+敷き布団(ピンクの部分)】
・起きた時に背中や腰に蒸し暑さを感じる
・湿度が急上昇
【組子ベッド+敷き布団(薄茶色の部分】
・起きた時に背中や腰に蒸し暑さを感じが無くサラッとした感じ
・湿度はほぼ一定(日中の湿度より低い)
遠赤外線の放射率は、桐が木炭を上回りました。
遠赤外線は水分と反応しやすく、人体細胞とも共振して発熱する原理があり人体に必要なものであると考えられています。その効果は血行促進・代謝促進・自律神経調整などの成長を促す効果があるとされています。
試験場所:長崎県窯業技術センター
試験方法:遠赤外線分光放射計を使用し、ヒーター温度55℃にて測定を行った。
試験結果:「桐」 79.2
「焼桐」79.9
「木炭(備長炭)」78.3
この数字が医学的、生物学的にどのように作用しているかは正しくは分かりかねます。
明確な情報が入りましたらご報告いたします。ご参考までに。
焼桐の板でマイナスイオンの測定を行いました。
比較したのは、備長炭で濃い緑色です。
焼桐は水色で、備長炭より遙かに発散している事が解ります。
マイナスイオン効果の代表的なものは、ストレス軽減効果・リラックス効果・空気清浄効果・成長促進効果や寿命を延ばす効果・鮮度保持効果・カビ分解・うるおい効果・静電抑制などあげられます。
試験場所:株式会社 総桐箪笥和光
試験方法:水槽に空気イオンカウンターと各部材を密封状態で30時間測定
試験結果:「焼桐」平均値 0.08
:「木炭(備長炭)」平均値 0.04
この数字が医学的、生物学的にどのように作用しているかは正しくは分かりかねます。
明確な情報が入りましたらご報告いたします。ご参考までに。